パソコンを選ぶ際は、必ずスペックと価格を見ますよね。
その中で「ストレージ」というものがあります。
HDD、SSD、そしてeMMCなど。何がどう違うのか、解説します。
ストレージとは
ストレージとは「データを保存する場所」のことを指します。
ハードディスクという言葉を聞かれたことがあるかも知れませんが、パソコン内部にはハードディスク(HDD)やSSDなどが内蔵されていて、そこにデータを保存するようになっています。
内蔵のハードディスクだけで足りない場合は外付けHDDに保存することもありますし、ネット上に保存する「オンラインストレージ」というものもあります。
パソコンのストレージの種類
ノートパソコンに内蔵されているストレージには、次の種類があります。
- HDD
- SSD
- SSHD
- eMMC
それぞれの特徴は次の通りです。
HDD
ハードディスクのことで、パソコンの保存先としてもっとも一般的なものです。
価格が安いのに容量が大きいのがメリットです。
ただ、速度が遅いという難点があります。
SSD
処理の速度やアクセスが速いのがメリットですが、価格が高いのが難点です。
また、容量もそれほど大きくありません。
ただ、衝撃に強いため、最近のノートパソコンでは搭載されるものが増えています。
SSHD
SSDHはHDDとSSDを一緒にしたもので、それぞれのいいとこ取りといった特徴があります。
つまり、容量が大きく、速度も速いというメリットがあります。
ただ、価格はSSDよりも高いため、パソコン本体も当然高くなります。そのため、搭載されるモデルはそれほど多くはありません。
eMMC
フラッシュメモリーを使って保存するもので、一部のパソコンに採用されています。
速度はHDDよりも早いのですが、容量が小さいことが難点です。
ストレージはどれくらい必要?
では、パソコンを選ぶ際に、ストレージはどれくらいの容量が必要なのでしょうか。
まず、OSをインストールするだけで20GBを使ってしまいます。また、写真などの画像を多く保存する人は、その分の容量も必要です。参考までに写真を6000枚保存すると20GB使うと言われています。
さらに音楽や動画を保存すると、もっと容量を使ってしまいます。
OSと写真だけでも40GBが埋まるので、それを考えて256GB以上あると安心です。