パソコンのスペックを見ていると、必ず「メモリ」という言葉が出てきます。
なんとなく「データを記憶させるもの」ということはわかりますが、実際はどのようなものなのでしょうか。
また、ノートパソコンを購入するときにメモリはどれくらいのものを選べばいいのか、ハードディスクとの違いについてもご説明しています。
パソコンのメモリとハードディスクの違いとは
メモリとはデータを記憶させる部品のことですが、同じくデータの保存先に「ストレージ」というものがあります。
HDD(ハードディスク)が主流ですが、最近はSSDも増えています。
詳しくはこちらのページでご紹介しています。
>>パソコンのスペック【ストレージ】とは?何を基準に選べばいいの?
では、このメモリとストレージ(ハードディスク)はどう違うのでしょうか。
よく言われるのは「メモリ=作業する机の広さ、ハードディスク=本棚や引き出しの広さ」ということです。
パソコンのメモリとは
メモリは「作業をする机の広さ」に例えられます。
パソコンに搭載されているメモリの容量が大きい=机の上の面積が広いということになります。
「机の上で作業をする」とは、パソコンでは次のものが該当します。
- インターネットでサイトを見る
- メールのやりとり(送受信)をする
- 動画を編集する
- 写真を編集する
など
パソコンでネットを見たり、メールのやりとりをしたりするだけ…という人にとっては、それほど大きな机(=メモリ)は必要ありませんが、動画編集など負荷がかかる作業をする人は広い机(というか作業台)=メモリが必要になります。
市販されているノートパソコンのメモリは2GB、4GB、8GBなどがあります。
パソコンのハードディスクとは
一方、机の引き出しや本棚に例えられるハードディスクは、OSやさまざまなプログラム、ソフト、アプリケーションなどを保存する場所です。
ノートパソコンの場合は、HDDが500GBや1TB、SSD128GBなどがあります。こちらも当然、容量が大きいほど多くのデータが保存できます。
ノートパソコンを購入するときにメモリはどれくらい必要?
ノートパソコンのスペックは本当に幅広く、使用目的によって選べるようになっています。
もちろんハイスペック製品になればなるほど価格は高くなります。
もしネットの閲覧やメールしかしないという人は、メモリはそれほど大きくなくてもいいでしょう。
ただし、パソコンにOS(Windows10)が搭載されていますが、これだけで2GBを消費しています。(64bitの場合)
もし4GBのメモリのパソコンを購入すると、その半分はOSが占めてしまうため、その分作業領域が少なくなります。
また、メモリの容量が少ないと、高性能なCPUを搭載していても、作業速度が遅くなります。それではもったいないですよね。
「今はネットとメールしかしない」と思っていても、今後別の用途で使うことがあるかも知れません。予算に余裕があれば、4GBよりも8GBを選んでおく方が安心です。